自分の考え・思い込み以外の、視点・気持ちに気付かせてくれる本 (有川浩さん/明日の子供たち)
~何かをちょっと好きになる。
そんなキッカケになれたら嬉しいです~
(ピンとこない方はm(__)m)
「図書館戦争」等
数々の作品を送り出している
「有川浩(ありかわ ひろ)」さんが書かれた
「明日の子供たち」という本。
この本には、
児童養護施設の
職員として働くことになった主人公と
生活する子供、先輩職員たち
の日々が書かれています。
テーマとしては
とても難しい内容だと思いますが、
そこは有川浩さんなので
スッと読めて
でもジワジワ染み込んで
最後には主人公と一緒に
自分自身も成長出来たような
気持ちになれます(^^)
自分の考え・思い込み以外にも
色々な視点・気持ちがあることに
気付かせてくれるので、
ちょっと頭がカタクなっているなー
ということに
薄々気付いている人に
オススメです。
特に、
〇〇委員、〇〇先生、〇〇長
と呼ばれる立場の人達に
読んでいただきたいです。
私も主人公と同様
低い確率の立場にある人達を
「かわいそう」と思う気持ちがありました。
でも、
この本を読んで
・「かわいそうだと思って欲しくない」
と思っている
・施設に入れたことを幸せに思う子供がいる
・何にも心配しないでいられる
「無目的なところ」を必要としている
・厚意は、施設側が望む形で表すことが必要
・「子供たちは明日の大人たち」
等々に
気付くことが出来ました。
また、最後にある「解説」を読んで
泣いたのは、初めての経験でした。
この本を読んだ方が
「砕かれた」「砕きたい」
と思ってくれることを願います。
~CLIP・本~